2016年12月8日木曜日

君の名は Your Name

新海誠監督の最新作映画「君の名は」家族で観てきました。「君の名は」と聞いて、
空襲のサイレンと、(♪君の名はとたずねし人あり~)と織井茂子さんの歌うメロディー
が浮かんでくる方は相当ご年配の方です。

ちなみに一度だけ織井茂子さんの歌を生舞台で聞いたことがあります。

藤田まこと主演の「望郷の歌」の舞台で、「黒百合の歌」です。旧満州が舞台の芝居
ですが、姉が端役で出させてもらっていたので観に行きました。

姉が、饅頭を売っている姑娘役で、盗まれた饅頭を取り返しに、舞台を(役で)全力
疾走しているのに驚きました。

新海誠監督の「君の名は」は 彗星の巨大な破片の落下が事件なのですが、やはり天体
の現象には興味がそそられます。みなさんご存知のハヤブサは、小惑星イトカワから
サンプルを持ち帰ってきましたが、その分析にはMSが使われています。最近ネッチの
熱分析装置とJEOLさんのMSとのカップリングシステムが市場で人気なのですが、先日の
合同EGAセミナーで、イトカワのサンプルの分析にJEOLさんのMSが使われているのを
知りました。

JEOLさんのMSの感度はびっくりで、ネッチの縦型TGと相性が良いのもあって、PS
(ポリスチレン)の熱分解では出るわ出るわ、6量体まで出ます。
 
JEOLさんのマルチターンTOF-MSは非常にコンパクトながら長大な飛行距離を実現する
画期的なシステムで、これはもともと火星の(水星だったか?)の地表分析用に開発
されたそうです。宇宙空間では、真空排気装置はいりませんよね。
 
「君の名は」ですが、なぜ、とくに若者の心の琴線にふれたかというと、美しい映像は
もちろんのこと、時空を越えた人と人のつながり、ということかと思います。誰しも、
多かれ少なかれ、(この人は見たことがある)(これは目にしたことがある)という
のはあると思います。いわゆる“デジャヴ“というやつですね。
 
お客様でも“デジャヴ“はあります。どこかでお会いしたことがある気はしますが名前
が思い出せない。会話の内容が進んでいって、今更名前は聞けない、う~ん困った。
測定データを見てやっと思いだせた、というケースがままあります。
(いや、これはデジャヴでなくただの物忘れですね)
 
映画のラストシーンではありませんが、私も道ですれ違った瞬間、この人に前にあった
ことがある、と感じたことはあります。
 
忘れもしない今日の三十年前12月8日、大学生の頃、友人と歩いていて、そういえば
今日は真珠湾攻撃の日だなーと軍事オタクの私が言いますと、すれ違った人がさっと
振り向いて、「俺は真珠湾攻撃の生き残りだぞ」とおっしゃいます。会話がそこから
始まってしまい、蒼龍の九九艦爆乗員ということでした。
 
う~ん、すごい確率でした。
 
 
ということで、物忘れの激しい社長です。ごめんなさい。そこで一言、
 
Your name..


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2016年11月7日月曜日

PPAP

こんにちは。篠田のブログです。

ただでさえ私は夜更かしですが、木曜は午前1時頃になると近所のコンビニに出没
します。いい歳をして、お目当ては当日発売のヤングジャンプで、いち早く入荷
されているのを店員に開梱をせかして手に入れます。といっても読むのは
キングダムとゴールデンカムイと東京喰種だけです。当然キングダムの羌瘣の
ファンです。戦う女性は美しい!

お腹もすくので何か買ってくるのですが、先日無意識に買ってきたのがアップルジュース
とフローズンパイナップルでした。丁度最近Piko太郎のPPAPが流行っているので、
家族に爆笑されてしまいました。(ちなみにわが社の扱っている製品のうちに、PicoTR
(ナノ薄膜の熱物性測定装置)という製品があるのですが、インターネット検索でピコTR
と入れてしまうとPPAPがヒットしてしまいます。)
 
我々熱分析メーカーだって、古坂大魔王に負けていません。
 
TG+DTATG-DTATG+MSTG-MS, TG-DTA + TG-MS TG-DTA-MS,
TG-DTA-MS + FT-IRTG-DTA-MS /FT-IR いくらでもつなげられます。
 
ただ、一瞬目立てば良い古坂大魔王と違って、我々の場合ただつなげれば良いわけ
ではなくて、最適化する必要があります。TGMSの場合は、熱を加えてTG減少が生じた
ときに、発生したガスは何かをリアルタイムにMSに導入して同定するわけですが、そ
れに適したTGというものがあります。TGの方式には、水平型、吊り下げ型、上皿天秤型
(ネッチ)があります。それぞれ長所短所がありますが、発生ガス分析との相性では、
上皿天秤方式が最適です。なぜならば、煙突効果によって、すみやかに発生ガスを
発生ガス分析装置にもっていけるからです。

世の中の煙突を見渡してみて、横向きの煙突や、下向きの煙突はありません。
せいぜいS字や斜め煙突で、それも特殊な場合です。横向きや下向きでは、煤がどうなるかは一目瞭然です。
 
昨今の熱分析装置の傾向として、このような複合的測定の重要性が着実に増えている
傾向がありますが、ただひとつ解釈や最適な測定条件などいろいろと経験が必要なところ
あります。
 
ということで! 今月1111日(大阪)と18日(横浜)、発生ガスセミナー(無料)を
開催させて頂きます。かなり参加登録をして頂いておりますが、まだ間に合いますので
ふるってご応募ください。
 

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2016年10月11日火曜日

水はなかなか凍らない ~ 凍らぬ凍土壁

ご無沙汰しております。篠田のブログです。

先日JISの委員会の帰りに、T社のEさんと珈琲店に寄ったときの話。

Eさんは熱伝導率測定歴うん十年のベテランで、液体の熱伝導率ご経験など伺っていましたが、
話題はいつしか凍土壁にうつっていきました。言わずと知れた、福島原発敷地内への地下水
流入を防ぐために、誰かが考え出した苦肉の策だ。

「あれ、凍らないよねー」

とEさん。

「うん、たぶん」

と私。先日、凍土壁失敗ともとれる発表を東電がしたばかりですが、本プロジェクトの熱物性評価
には関与していないものだから、気楽なものです。

初めてDSCで純粋な水を測定したとき、-20℃まで凍らないのには驚いた覚えがあります。
溶けるときはちゃんと0℃で融けますので、校正がずれているわけではありません。
念のため。ましてや流水ではさらに凍らないし、細孔水(粒子の表面に空いている小さな孔に
入り込んでいる水)もさらに凍らない。

「まして温かい水が下から噴き出しているしね」

「そもそも熱物性って評価したのかなー」

確かに、土はいったん固まれば確かに非常に硬い。日露戦争の奉天の戦いで日本軍の28サンチ
榴弾砲の準備射撃がそれほどの効果をあげなかったのは、満州の凍土のためだと言われて
います。

興味がわいてきて、いろいろ調べ始めました。

日本雪氷学会誌 雪氷 76 巻2 号(2014年3 月)の「凍土の知識」の解説記事が解りやすく、
思わず読んでしまいましたが、残念なことに、初頭から「土が0℃以下に冷やされると、
土粒子間隙に含まれる水の多くが凍結し」と書いてありました。過冷却の問題が評価されている
のかな?という点は疑問に思ってしまいます。一部が冷却して、地下水流の流れが少し妨げ
られると、非冷却部分にさらに強い水流が流れ、より凍結しづらくなるはずです。

思い出すのは、さる高僧より、氷を割って冬のさなかに瀧行をするお話しをして頂いたとの
ことですが、流水は静水よりはるかに冷たいらしい。おろし金で肌をさーっとけずられるようだ、
とのことでした。初夏でも十分瀧行は冷たいのに、これは無理だと思いました(笑)

凍土工法は、シールド機によるトンネル掘削や、LNGタンク外側の凍土壁で長年の実績がある
とのことです。それが何で失敗した(しそう)なのか?

熱の問題を解くときには、いきなりシミュレーションしたりせずに、良く3次元的な熱の流れを頭で
イメージするようにしています。それで、自社の技術部隊が開発設計でとん挫していると、
欠陥部分を指摘して解決したことが何度もあります。

思いますに、トンネル掘削の場合は、冷却管の片方は空洞ですし、LNGタンクの外側はそもそも
断熱材でおおわれています。つまり、片方向だけ冷やせばよい。ところが、凍土壁の場合は、
両方向に冷やしているわけです。これでは効率が悪い。いっそ凍土壁に並行して穴を掘って
撥水性の断熱材でも放り込んだ方が良いのではないでしょうか?と思いました。

実際の中粒砂岩や、地下の泥質層の熱伝導率測定は、おそらくサーマルプローブ法を用いたの
だろうけれども、低温仕様のGHP法や大試料のフラッシュ法でクロスチェックすべきではない
かな?と思います。ひとつコメントさせて頂くと、熱刺激をあたえる場所で熱応答を見る方式だと、
不均一材料のどこまで評価しているか解りません、ということです。

いずれにせよ、国民の血税を大量に投入しているわけですから、実績を上げて欲しいところです。

なんと今回は熱に終始したブログでした。


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2016年9月6日火曜日

動的粘弾性測定装置のご紹介


こんにちは。篠田のブログです。

台風一過。このところ暑いですね。

最寄りの駅まで自転車で通っているのですが(そもそも運転免許証をもったことがない!)、
こう暑くて湿気が多いと、心なしか転輪の回りが悪く、ペダルをこぐのにも力がいって、
エネルギーを消耗するような気が致します。タイヤがどうもへたっているらしい。

行き交う自動車も、みなゴムのタイヤをはいているわけですから、事情は同じです。
いくらエコカー、燃費をうたっていても、エネルギーをロスしてしまうようなタイヤを使っていたら、
ガソリンを無駄に使用してしまいます。

そこで! 動的粘弾性測定装置、DMAのご紹介になるわけです!

DMAは熱分析装置としては良く使われていて、弊社でも長年販売しておりますが、かけられる
荷重は24N程度、温度範囲も-170℃~600(800)℃でした。

今回ご紹介いたしますのは、新しくNETZSCHグループに入りました、ドイツGABO社の高荷重、
高温DMA EPLEXORシリーズです。

タイヤには周期的な負荷がかかっているわけですから、同様に、大きな振動負荷をかけてあげ
なければならない。EPLEXORの荷重は、なんと最大8000Nです。

もちろん、振動負荷と同時に静的に負荷もかけられます。静的な負荷は独立したサーボモーター
でかけられますので、共振の問題が生じないなど、いろいろと測定上のメリットがあります。検出
するひずみの範囲も数μm~50mmと、大きく、温度範囲も最高1500℃、湿度制御も可能。要は、
実際の製品に近いものを使用環境に近い状態で測定可能なわけです。

となると、当然高温で、振動的な負荷がかかる状態で使用されるセラミックスや金属への応用も
考えられます。

明日から、幕張でJASISが開催しますが、実機を展示しておりますので、是非ご覧に来て下さい。

 

それにしても暑いです。自宅の2Fのクーラーが壊れて、修理したらまた壊れたのでどうしようか
と思い、屋上に断熱材でもしこうと思ったのですが、防水、遮光もしなければならないので、
よけい費用がかかりそうでした。熱拡散の特性時間が半日くらいあるらしく、昼間吸収された
熱が、丁度真夜中に室内に伝わってきてたまらない。

結局超安上がりでとても効果的だったのは、タープを張ることでした。中東の市場で店の上に
良く張ってあるあれです。そして、ピンホールの空いている水道ホース(こういうのが売っている)
を這わせてときどき散水、レトロなやりかたのコストパフォーマンスが一番でした。涼しげになった
ベランダにハーブの鉢を並べると、なかなかのものです。バジル、ローズマリー、キャンディー
ミント、ローマンカモミール、タイム、ラベンダーとコレクションがだんだん増えて、老後の趣味が
できた今日この頃です。


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2016年8月9日火曜日

横浜ドリームナイト!


こんにちは。篠田のブログです。

大変ご無沙汰しております。ご無沙汰しておりますのは、一応言い訳がございまして、
7月はドイツでNETZSCH全体の営業会議があるのと、今年はさらにアジア全体の営業会議
を横浜で開催することになり、このホスト役をおおせつかったので多忙を極めておりま
した。

ということで、今回の話題は、ネッチアジア営業会議、政冷経熱 横浜ドリームナイト!
です。

営業会議で何をやるかというと、各製品、アプリケーションのスペシャリストが講演
して、営業が製品、アプリケーション知識、競合情報を勉強し、ついでグループ間の
親睦を深めるというのが目的です。講演者としては、ドイツからはBlumm社長の他、
ラボの面々、日本のスタッフの他、今回は産総研名誉リサーチャーの馬場哲也先生、
JEOLの樋口博士にご講演頂くという、大変贅沢な内容となりました。参加者は海外から
50人、合わせて70人くらいでしょうか? 海外は中国が30名でダントツに多く、あと
ドイツ、韓国、ベトナム、タイ、インドネシア、フィリピンからの参加です。

マーケティング担当のK女史に企画、運営実行して頂きましたが、やはり団体で結束して
行動するのは日本人の得意とするところ、空港の送迎、ホテルの手配までとどこおりな
進み、海外の参加者から驚かれました。良く言われたのが、Well Organized ! という
賛辞でした。特に腐心したのはディナーです。

一日目は、横浜中華街。中国人が多いのに何故に中華街と思うかもしれませんが、
これが意外と受けが良かったです。中国人に言わせると、本場の中華料理よりも旨い
らしい。私の持論では、世界で一番旨い料理は、日本の食材で作った中華料理です。

あいさつで“Welcome to Japan!” とすべきところを、いきなり”Welcome to China!”
やってしまいました。中国人爆笑です。もちろん狙っていきました。そこで、まだ日本
だったね。とやりましたら、また爆笑。政冷経熱といったところです。

二日目は、屋形船で日本食。横浜の夜景は上海の夜景と重なります。

三日目は、会場のインターコンチネンタルホテルのレストランで夕食ですが、ここで
津軽三味線のプロの方に演奏して頂きました。皆さん“Got Talent”という海外の番組
ご存知ですか? 無名の人が3人の意地悪な審査員の前で、歌や演奏やパフォーマンスを
披露するのですが、それほどでもないと容赦なく、”ブーッ“と×を表示させます。
だいたい×ですが、ごくまれに、とんでもなく上手な人がいて、一挙に有名人になった
ケースがあります。

オペラ歌手のポールポッツやAmira Willighagenとかがそうですが(是非youtubeで検索
して下さいね)、日本人ではフランスの Got Talent で観客の度肝を抜いた ラ・ロマネ
スクが有名です。(ブーイング半分でしたが)話が脱線しましたが、Got Talent
オーストラリア版で以前優勝したGeorge & Noriko (日本人ペア)で、Norikoさんの津軽
三味線が素晴らしく、一度私もこれを生で聞いてみたかったのが真相ですが、Norikoさん
ではありませんでしたが、素晴らしかったです。テンポが速いので外人受けもよかった
です。

最終日は、思い出の赤レンガでビアパーティー、ドイツ人からはドイツにいるように
At home だと褒められ、親睦をますます深めることができました。

まさに横浜ドリームナイト! きな臭いにおいが漂うアジアでも、この一角だけは、
兄弟同士の平和の乾杯がつきることがありませんでした。
 



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2016年6月8日水曜日

お酒の話


こんにちは。

篠田のブログです。

隣の親の家の片づけを手伝っていると、安藤昌益全集が出てきました。
 
江戸時代の封建国家日本18世紀中庸にあって、「万人直耕」を唱えた人であるぐらい
しか知らないのですが、この歳になって読んでみようかなと思いました。
 
と、見上げると、庭にビワの実がすずなりに..
 
よし、「万人直耕じゃ」ということで、難解な書物をおき、ビワの実とりにせいを出す
ことになりました。ご近所に配っても、バケツ何杯も余っているので、これはビワ酒に。
 
ホワイトリカーと氷砂糖とビワの実を交互にガラスの広口瓶に入れいきます。「抜刀隊」
や「雪の進軍」や「縄文ドキ、弥生ドキ~」を歌いながらだと、テンポが良いので作業
がすすみます。半年後が楽しみです。
 
ということで、今回はお酒の話、とくに「葡萄の美酒、夜光の杯」のワイン。
といっても、別に蘊蓄を傾けるわけではありません。そもそも知らないし。いかに安く、
おいしく、楽しく飲むか。ワインの知識で良書をあげると、前田琢磨さんの「葡萄酒の
戦略」があります。ワインの知識を学びつつ、経営戦略を学ぶというユニークな本です。
何を隠そう、前田さんは大学の研究室の2年下の超優秀な後輩で、慶応義塾大学物理学科
の田島研究室の同窓会でこの本を頂いたのでした。田島家は音楽一家で、音楽とワイン
の高尚な話題には、とてもついていけなかった思い出があります。
 
それはともあれ、この本によると、ワイン作りの思想には、「テロワール主義」と
「セパージュ主義」があるらしい。白米はテロワール主義(魚沼産コシヒカリ)、
酒米はセパージュ主義(山田錦)という説明はわかりやすい。
 
私自身でいうと、家で飲むのを選ぶときは、安すぎず高すぎず、ハーフボトル1000
くらいので、気に入った品種を選びます。産地は気にしない。それから言うとセパージュ
主義ですね。友人と飲むときは男として一寸増して、それでも最高記録はバンティアン・
クルーズで飲んだ1万円くらいのです。(高かった印象が強すぎて、何を飲んだか覚えて
いない!)ちなみに、竹橋発のバンティアン・クルーズは、夜だと海が暗くて何だか
わからないので、サンセットクルーズがおすすめです。

それはそうと、同じ製品を同じ系列のコンビニで買うにしても、店舗によっておいしさ
が異なるのに気づきます。どうやら温度管理は重要らしい。
 
そこで、熱分析メーカーに勤めるものとして、簡易ワインセラー作りに挑戦しました。
容器は厚み3cmの発泡スチロールケース(36リットル)。これに、ペルティエ冷却
モジュール二つをとりつけて、プラス500円で熱電対式温度表示器を張り付けておしまい。
1万円以下ですみます。肝心の温度は、室温30℃のとき、14℃~16℃くらいになりました。
赤ワインは室温で飲むのが良いそうですが、これはフランスとかでの室温ですので、
ちょうど良いのかも知れません。
 
私としては上出来と思ったのですが、このワインセラーは全く意味がないことに気づき
ました。ワインを買ってきても、家内の胃に直行してしまって保管する暇がないから
です。

お酒の味って、DSCで評価できるってご存知ですか?DSCでお酒を測定するといろいろな
ピークが観測されますが、例えば“まろやかさ”に対応するピークとかあるらしい。
口当たりには熱伝導率とかも関係すると思います。弊社の最新のDSCDSC214Polymaだと、
DSC曲線を自動的に解釈するデータベース機能、ライブラリ検索機能がありますので、
一度システマティックに、ワインのデータベースを作成してみようと計画しております。
(ものは言いようです)
 
 
 
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2016年5月24日火曜日

薄膜熱物性計測セミナー開催のお知らせ


こんにちは。篠田のブログです。
 
今回は、セミナーのお知らせです。
 
弊社では、今月13日(横浜)、20日(大阪)と熱分析初心者向けセミナーを開催させて
頂き、多くの皆さまにご参加頂きました。有難うございました。
 
私も、熱伝導のパートの講師をつとめさせて頂きましたが、大阪のセミナーで途中
声が出なくなって自分でもびっくりしました。咽風邪だったかもしれません。
すみません。
 
 
さて、次に開催致しますセミナーでは、薄膜の熱物性計測に関するもので、産総研発
ベンチャー、PicoTherm社との共同開催です。なんと、産総研名誉リサーチャーの
馬場哲也先生に、ご講演を頂けることになりました。今更私がご紹介するまでもなく、
先生は熱物性の世界的権威でいらっしゃいまして、JISISOなど多くの規格の主査を
務めておいでです。JISの委員会で私も末席に参加させて頂いた際に、先生のご講義を
お聞きしたいものだと長年思っておりましたが、最近いろいろご指導いただいて、色々
目から鱗が落ちる思いです。
 
開催は来月624日の午後1時からで、参加費は無料、場所は弊社の横浜本社上の会議室
となります。
 
 
ちなみに私が大学で物理学科におりましたころ、名誉教授でいらした久保亮五先生や、
霜田光一先生、近角聡信先生、自称Rich & Beautifulこと米沢富美子先生の授業を直接
拝聴できたのは、今から思えばかなり贅沢な話です。(ただ久保先生は、黒板に書き
がら体でかくしてしまい、すぐにお消しになるのでノートを取りづらかった経験
が。。。)

講義の内容だけでなく、やはり直接に謦咳に接して、科学にたいする精神にもふれる
ことが重要なのかも知れません。またとない機会ですので、是非ご参加頂ければと存
じます。
 
 
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2016年3月30日水曜日

第11回アジア熱物性会議(ATPC)


こんにちは、篠田のブログです。

皆様は、第11回アジア熱物性会議(ATPC)の登録をもう済まされましたでしょうか?
持ち回りで今年は日本がホストで、102日~6日、パシフィコ横浜で開催されます。
ちなみに発表される方は、アブストラクト投稿は明日(325日)が締め切りです。
ということで、今回はATPCのアブストラクトが話題です。

私自身のスタンスですが、弊社は装置メーカーですから、研究者が成果を出すバック
アップに専念すべきで、最先端の研究情報と触れる機会が多く、装置が自由に触れる
のを良いことに学会発表に時間をとるべきでないと思います。あえてする場合は、
測定法や方法論にかかわることで、そうか、そういう装置、使い方、解析法があるのか、
やってみようとユーザーが思われるような内容であるべきと思います。

少し硬い話になりましたが、今回ATPCでもくろんでいるネタは、Kinetics モデルに
もとづく反応速度制御によるエポキシ樹脂の高熱伝導率化、です。

フィラーを使わずにエポキシ樹脂を高熱伝導率化する試みは、日立製作所の竹澤由高様
や、関西大学の原田美由紀先生が有名ですが、高次構造に立ち入らずに、硬化反応の
速度を例えば2%/分に制御したらどうなるか?そうすると3次元的なポリマーのネット
ワークが均一にできて、フォノンの散乱が抑制され、熱伝導率が上がるのでは?という
のがテーマです。そんなことができますか?という質問が出てきそうですが、理論的
にはできるはず、です。ここで使うのが、NETZSCH Thermokinetics ソフトウェアです。
これは、ABCDEDF)のように、最大6ステップまでフィッティングKinetics
モデルを決めることができて、しかもそれぞれのステップに自己触媒反応、核生成成長
モデルなど20種類の素反応を選ぶことができます。

元のデータとしては、DSCTGなど昇温速度の違うデータを測定してフィッティング
するのですが、全データに同時に合うものをさがすので、モデルがかなり絞り込めます。

そうすると、何が面白いか?
と申しますと、一旦モデルがきまると、任意の温度プロラムに対して硬化反応が予測
できますし、逆に一定の硬化反応速度にするにはどのような温度プログラムを組んだら
良いかまで計算できるのです。そうしたときに、熱伝導率はどうなるか?というのが
以前から興味があって、結果をまとめてみることにしました。

皆様も、LFADSC(どのメーカーでも可)NETZSCH Thermokineticsの三つがあれば
試せますので、ご興味のあるかたは試されてはいかがでしょう。ここで、DSCで使用
したものと同じサンプルで評価する必要はあります。

ところで、表題が完成したのですが、明日の締め切り、間に合うか!?(笑)

(本稿は324日に執筆しました。同日測定・解析が終了して、無事投稿終了 (-_-;) )


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