動的粘弾性測定装置のご紹介


こんにちは。篠田のブログです。

台風一過。このところ暑いですね。

最寄りの駅まで自転車で通っているのですが(そもそも運転免許証をもったことがない!)、
こう暑くて湿気が多いと、心なしか転輪の回りが悪く、ペダルをこぐのにも力がいって、
エネルギーを消耗するような気が致します。タイヤがどうもへたっているらしい。

行き交う自動車も、みなゴムのタイヤをはいているわけですから、事情は同じです。
いくらエコカー、燃費をうたっていても、エネルギーをロスしてしまうようなタイヤを使っていたら、
ガソリンを無駄に使用してしまいます。

そこで! 動的粘弾性測定装置、DMAのご紹介になるわけです!

DMAは熱分析装置としては良く使われていて、弊社でも長年販売しておりますが、かけられる
荷重は24N程度、温度範囲も-170℃~600(800)℃でした。

今回ご紹介いたしますのは、新しくNETZSCHグループに入りました、ドイツGABO社の高荷重、
高温DMA EPLEXORシリーズです。

タイヤには周期的な負荷がかかっているわけですから、同様に、大きな振動負荷をかけてあげ
なければならない。EPLEXORの荷重は、なんと最大8000Nです。

もちろん、振動負荷と同時に静的に負荷もかけられます。静的な負荷は独立したサーボモーター
でかけられますので、共振の問題が生じないなど、いろいろと測定上のメリットがあります。検出
するひずみの範囲も数μm~50mmと、大きく、温度範囲も最高1500℃、湿度制御も可能。要は、
実際の製品に近いものを使用環境に近い状態で測定可能なわけです。

となると、当然高温で、振動的な負荷がかかる状態で使用されるセラミックスや金属への応用も
考えられます。

明日から、幕張でJASISが開催しますが、実機を展示しておりますので、是非ご覧に来て下さい。

 

それにしても暑いです。自宅の2Fのクーラーが壊れて、修理したらまた壊れたのでどうしようか
と思い、屋上に断熱材でもしこうと思ったのですが、防水、遮光もしなければならないので、
よけい費用がかかりそうでした。熱拡散の特性時間が半日くらいあるらしく、昼間吸収された
熱が、丁度真夜中に室内に伝わってきてたまらない。

結局超安上がりでとても効果的だったのは、タープを張ることでした。中東の市場で店の上に
良く張ってあるあれです。そして、ピンホールの空いている水道ホース(こういうのが売っている)
を這わせてときどき散水、レトロなやりかたのコストパフォーマンスが一番でした。涼しげになった
ベランダにハーブの鉢を並べると、なかなかのものです。バジル、ローズマリー、キャンディー
ミント、ローマンカモミール、タイム、ラベンダーとコレクションがだんだん増えて、老後の趣味が
できた今日この頃です。


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