2015年5月22日金曜日

原子力と熱分析の関わりについて


こんにちは。
久しぶりのブログ更新です。


つい最近まで上海、先週は成都と中国に入り浸っておりました。
どうも日本と中国の間はキナ臭いのですが、同じネッチの社員同士では和気
あいあいでで、本当に良く仕事を手伝ってくれます。
おそらく、一旦仲間内になったら、中国人ほど義理堅い人たちはいないのでは
ないかとすら思ってしまいます。
推測ですが、政府を信用していないので、仲間内というものをより大切にする
のではないかと思います。
いや、もとい、政府を信用しているけれども、歴史的に仲間内のコミュニティー
大変大切にする地域性があるのですね。
彼らも歴史の話が大好きで、私も光栄のWSLG三国志ゲームでつちかった知識を
駆使して(笑)、話題はつきませんでした。
微妙な話題はお互い避けているようで、歴史的責任の話にはなりません。
もっともそういう話になったら、私もダライ=ラマ猊下の師にあたる方から
直接潅頂(クリスチャンでいう洗礼のようなもの)を受けている関係上、
いろいろ言いたいことはあるわけです。
ただ、表向きいろいろ強硬な発言をしている中国政府の要人に同情するのは、
実際15億の民があるとすると、毎朝30億個の饅頭を供給しなければならない、
人種も言葉もモラルも異なる多くの民族を統制するには、外に敵をつくって
ガス抜きしなければならない、ということです。
そんな事をしなくても、良い方法があるのにな、と思います。


成都といえば、約9万柱の尊い命が失われた2008年の四川大地震が記憶に新しい
のですが、到着した日は東日本大震災の4周年にあたりました。
やはり、東日本大震災は、私にとっても人生観に影響を与えた大きな出来事
でした。


東日本大震災のときは、ネッチ・ジャパンが設立される以前で、同じ横浜にある
某社の事業部のひとつでした。
私は、今の社員と共に、そのラボに勤めておりましたが、6階なのでかなり揺れを
感じました。
とっさにラボの装置を点検すると、居室にもどって事務の女性を机の下にもぐらせ、
立ちながら「大丈夫だ」と叫んでおりました。
かなりの揺れで、根拠は無かったのですが、こういうときはやせ我慢も大切です。
フランス外人部隊でも、待ち伏せにあっても、最後に伏せるのは隊長だという
ではありませんか。
もちろん、震源地があのような惨状になっていることは知る由もありません。
このような極限状態では、人の本性が表に出ます。
別の建物では、居室にいた女性3人が「机の下にもぐれー」と言われて隠れ、
揺れが収まって顔を出したら、居室の男性全員が逃げて誰もいなかった、という
ことがあったそうです。
もちろん、そのとき逃げた男は一人も我が社にはおりませんが、千年に一度の
震災ならば、あと千年、このときの恥をそそぐ機会は無いわけです。


この地震に先立って不思議な前兆がございました。
何よりも私自身、震災発生の2カ月ほど前に異様な不安感にとらわれて、大地震が
発生するような気がする旨会社の会議で発言し、変なふうに感じられておりました。
それでも危機にそなえようと、避難訓練を計画していた矢先でした。
考えますに、これは何も私に予知能力があるわけでも何でもなく、地震発生の直前
には莫大なエネルギーがプレート間にたくわえられますので、歪とともに一種の
低周波が発生するのではないか、低周波というのは(7Hzが有名ですが)、耳に
聞こえなくても人を不安、不快に覚えさせる周波数があるので、それが理由では
ないかと思います。


そしてあの原発事故です。
多くの技術者と作業員の捨て身の努力で現在は収束していますが、これには
ドイツの本社も本当に心配したようでした。
今だから書けますが、ドイツの取締役から、”evacuation”の手助けをしようかとの
連絡もありました。
英語力の不足で、「なに“排気?」と思ったのですが、「亡命」って意味なのですね。
それに対する私の返信は、
As a descendant of Samurai, I am not allowed to run away.

実際に現場で作業している方々の声も様々なルートから時々刻々入ってきており、
一時は本当に予断を許さない状況だったのは解っていましたが、やせ我慢の癖は
どうも治らないものです。


原発は存続すべきか、廃止すべきか?
ドイツのメルケル首相はやめるべきだと安倍晋三首相に“アドバイス”して
いましたが、笑止と思いました。
EU間では電力を融通し合っていて、ドイツは相当フランスから電力を買っています。
その多くは原子力です。
欧州で大津波がおきないかというと、そうでもなくて、地震ではなくて海底の
地すべりで起きる可能性がある。
フランスにアドバイスしたら、とか思ってしまいます。


長期的には原子力(核分裂)以外の方法でのエネルギー供給をめざすのは当然ですが、
即刻の廃止したばあい、今までに原発の運転により大量に蓄積されたプルトニウムは
いったいどうするのか?
人間の建造物で数千年もったものは稀であるが、240Puの半減期6500年、これをその
ままにして、いったい子孫にどのような顔向けができるのか?即時廃止した場合、
それに通暁した技術者・研究者がいなくなる。いざ問題になってから養成は難しい。
個人的には、少なくとも地震国日本では、(核分裂による)原発は長期的にはやめて
いく方向で考えた方が良いと思いますが、収束するにあたっては、良くこれらの処理
の問題、人的資源の問題は考えた方が良いと思うのです。


原子力と熱分析の関わりについて書こうと思いましたが、紙面がもう尽きてしまい
ました。
れについては、カタログのリンクをはっておきますので、ご参照ください。


カタログリンク先:Characterization of Nuclear Materials 



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