お酒の話


こんにちは。

篠田のブログです。

隣の親の家の片づけを手伝っていると、安藤昌益全集が出てきました。
 
江戸時代の封建国家日本18世紀中庸にあって、「万人直耕」を唱えた人であるぐらい
しか知らないのですが、この歳になって読んでみようかなと思いました。
 
と、見上げると、庭にビワの実がすずなりに..
 
よし、「万人直耕じゃ」ということで、難解な書物をおき、ビワの実とりにせいを出す
ことになりました。ご近所に配っても、バケツ何杯も余っているので、これはビワ酒に。
 
ホワイトリカーと氷砂糖とビワの実を交互にガラスの広口瓶に入れいきます。「抜刀隊」
や「雪の進軍」や「縄文ドキ、弥生ドキ~」を歌いながらだと、テンポが良いので作業
がすすみます。半年後が楽しみです。
 
ということで、今回はお酒の話、とくに「葡萄の美酒、夜光の杯」のワイン。
といっても、別に蘊蓄を傾けるわけではありません。そもそも知らないし。いかに安く、
おいしく、楽しく飲むか。ワインの知識で良書をあげると、前田琢磨さんの「葡萄酒の
戦略」があります。ワインの知識を学びつつ、経営戦略を学ぶというユニークな本です。
何を隠そう、前田さんは大学の研究室の2年下の超優秀な後輩で、慶応義塾大学物理学科
の田島研究室の同窓会でこの本を頂いたのでした。田島家は音楽一家で、音楽とワイン
の高尚な話題には、とてもついていけなかった思い出があります。
 
それはともあれ、この本によると、ワイン作りの思想には、「テロワール主義」と
「セパージュ主義」があるらしい。白米はテロワール主義(魚沼産コシヒカリ)、
酒米はセパージュ主義(山田錦)という説明はわかりやすい。
 
私自身でいうと、家で飲むのを選ぶときは、安すぎず高すぎず、ハーフボトル1000
くらいので、気に入った品種を選びます。産地は気にしない。それから言うとセパージュ
主義ですね。友人と飲むときは男として一寸増して、それでも最高記録はバンティアン・
クルーズで飲んだ1万円くらいのです。(高かった印象が強すぎて、何を飲んだか覚えて
いない!)ちなみに、竹橋発のバンティアン・クルーズは、夜だと海が暗くて何だか
わからないので、サンセットクルーズがおすすめです。

それはそうと、同じ製品を同じ系列のコンビニで買うにしても、店舗によっておいしさ
が異なるのに気づきます。どうやら温度管理は重要らしい。
 
そこで、熱分析メーカーに勤めるものとして、簡易ワインセラー作りに挑戦しました。
容器は厚み3cmの発泡スチロールケース(36リットル)。これに、ペルティエ冷却
モジュール二つをとりつけて、プラス500円で熱電対式温度表示器を張り付けておしまい。
1万円以下ですみます。肝心の温度は、室温30℃のとき、14℃~16℃くらいになりました。
赤ワインは室温で飲むのが良いそうですが、これはフランスとかでの室温ですので、
ちょうど良いのかも知れません。
 
私としては上出来と思ったのですが、このワインセラーは全く意味がないことに気づき
ました。ワインを買ってきても、家内の胃に直行してしまって保管する暇がないから
です。

お酒の味って、DSCで評価できるってご存知ですか?DSCでお酒を測定するといろいろな
ピークが観測されますが、例えば“まろやかさ”に対応するピークとかあるらしい。
口当たりには熱伝導率とかも関係すると思います。弊社の最新のDSCDSC214Polymaだと、
DSC曲線を自動的に解釈するデータベース機能、ライブラリ検索機能がありますので、
一度システマティックに、ワインのデータベースを作成してみようと計画しております。
(ものは言いようです)
 
 
 
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