2018年 新年のご挨拶

こんにちは。ネッチ・ジャパンの篠田です。

新年のご挨拶というには少々遅うございますが、本年も宜しくお願い申し上げます。
今週はシンガポールにおりまして、こちらは新年のお祝い(春節)はこれからです。
そういたしますと、何やら正月気分が抜け切るのに時間がかかるのですが、気を引き締めて
本年も努力させて頂こうと思います。

シンガポールには、実は1年前にIMREという機関に、NanoTR(産総研発ベンチャー 
PicoTherm社製)を弊社で納入させて頂きまして、それ関連のセミナーとトレーニングに
参りました。ネッチ社の熱伝導率測定装置のラインアップとの合同セミナーなのですが、
参加者40人と大盛況で、海外でも熱物性への関心がいかに高いかが伺われます。
先月は、日本国外初のピコ秒サーモレフレクタンス装置(PicoTR)をオーストリアで社員と
設置に参りまして、これもかなりエクサイティングな仕事でした。
以前は、フラッシュアナライザーの据え付け、取説は自分で行っておりましたが、200台近く
入りますとさすがに社員も習熟いたしまして、私のような老兵にはお呼びがかからなくなって
少々寂しい思いをしておりましたが、少し若返った気分です。
今が、デバイス領域の熱物性関連が飛躍しつつある時期なのかも知れません。
量子コンピューターだとフォノンエンジニアリングだの、マテリアルインフォマティックスだのと
難しい言葉がどんどんやってきて、ついていくだけで大変なのですが、何度も読み聞きして
おりますと門前の小僧とはよく言ったもので、少しわかったような気がしてくるので不思議な
ものです。心が壊れない程度に、勉強していきたいと思います。子供の頃はインターネット社会
なんて想像もつかなかったですからね。要は慣れなのかもしれません。

社員には、新年か忘年会のついでに、余興で占ってあげたり、来年はこうなる、などと言ったり
するのですが、去年のブログを見ると坎難、つまり水害のことを言っていました。
万が一そうなっても被害を最小限に留めるために言っているつもりなのですが、悪いことは
当たると余り気持ちの良いものではございませんので、本年はやめておこうと。ただ、九星では、
火難、兵難が出ているのは気にはなります。

そういえば、今年は明治維新150周年でした。奇しくも本日(1月19日)は、戊辰戦争の直接の
引き金となりました、江戸薩摩藩邸焼き討ち事件の日です。
私は歴史が趣味なのですが、調べました幕末から西南戦争までの殉難者の名簿を見ますと、
それぞれのドラマが浮かび上がるようです。総計三万三千(!)もの優秀な人材が失われて
いるのですが、彼らが生きていたらどんなに素晴らしい日本が出来ていたのだろうと、夢想する
こともあります。大河ドラマでも西郷どん、が始まりました。脚本家を余り好きでないので見ない
のですが、西郷さんは最後の城山の戦いで、少年達は(食料調達と言いくるめて)逃がしました。
逃がされた少年の子孫が自分の家族ですので、感慨深いものがあります。泣こうか、跳ぼか。
泣くよか、ひっ跳べ、でしたっけ? 西郷どんにあやかりまして、ひとつ今年はチェースト精神で
生き残れればと思います。


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