台湾社員旅行点景

暑い夏、皆様いかがお過ごしでしょうか?

我が家では、以前のブログで紹介しましたDIY屋上緑化が功を奏し、冷房も大分効率が
良いようです。おまけに西瓜やメロンや靑トウガラシがとれて食卓をにぎわしています。

さて、先月は、ネッチ・ジャパン発足以来、初めての社員旅行~日本よりもっと暑い
台湾へ行って参りました。

今回のブログは台湾旅行でお茶をにごさせて頂きたいと思います。

社員旅行というと、秘書が旗をたてて、社長が偉そうに先頭にたって、社員が団体に
なってぞろぞろとあちこちの観光名所を巡るイメージ(あくまで私の頭の中の先入観
です)ですが、わが社の場合、(社長秘書もいないし)夕食以外は現地でてんでばら
ばらに好き勝手に行動し、上司も部下もあったものではありません。古い言葉ですが、
いわゆる無礼講、というやつです。

私はものぐさですので、ガイドさんつきでタクシーを借り切って、3人の小グループに
混ぜてもらってあちこち回りました。ガイドの謝さんが日本語ぺらぺらのベテランで、
またいろいろと詳しいので面白い。台湾の近代史も交えながらいろいろ勉強になりま
した。

やはり台湾の人達にとって、今も二二八事件は大きな傷を残しているようで、私も立ち
寄った道場で、手を合わさせて頂きました。
 
今まで台湾の歴史と言うと、国姓爺合戦のモデルとして有名な、鄭成功の話や白団
ぐらいしか知りませんでした。ちなみに鄭成功というのは、17世紀初め、明朝末期の
将軍で、満州から中国全土を席巻した騎馬民族国家の清に最後まで抵抗した人で、
台湾からオランダを追い払い、国父として尊崇されています。倭銃隊や鉄人部隊を指揮
して、南京攻略まで今一歩でした。失敗したのは南京留学時代に開かずの門だったのが、
改築して使用可能になっており、そこからの別動隊に急襲されたからです。
鄭成功のお母さんは日本人ですね。
 
台湾と日本は古くから縁が深いのです。唇滅びれば、歯寒し、です。
 
初日行ったのは九份と台北101で、九份は、映画「非情城市」の舞台で有名となり、
「千と千尋の神隠し」のモデルとも言われています。千と千尋の神隠しは実に良く出来
ていて、特に好きなのは日がみるみる落ちて、屋台の提灯に火がともるところです。
あの妖しい感じは、チベットの「死者の書」の記述などそっくりで、死んだあとあの世
への道すがら、屋台の誘惑にひっかかってしまうと犬や豚に生まれ変わってしまう。
皆さんもお気をつけ下さい。台北101では暇だったので、展望台で高所恐怖症の社員の
後ろで床を揺らしてからかっていました(笑)
 
二日目は故宮博物館と行天宮などですが、博物館では有名な青銅の鼎や翡翠の白菜より
も、西太后の翡翠の腕輪の方が印象的でした。西太后は、頤和園の石船建造のために、
北洋艦隊の予算を削った風流人です。おかげで定遠、鎮遠の主砲弾が数発しかなかった
といいます。謝謝、西太后。。

いろいろ美術品を見ていて、中国人は本当に龍が好きなのだなあ、と思いました。
ガイドの謝さんの解説ですと、龍が今の形になったのは清代とのこと。爪が3本だと
龍の子供でよちよち歩き、5本だと天に昇るそうです。そう言えば、護摩法で用いる
三鈷杵、五鈷杵は龍の爪に似ていて、それと関連があるのだと思いました。
面白いのは、有名な書画に歴代皇帝のハンコが押してあること。これは皇帝が俺はこれ
をもう見たぞ、という印だそうです。良く考えてみるととんでも無い話で、ダビンチの
絵に、ルイなんとか王が「J'ai vu cette image.」(私はこの絵をもう見たよ)なんて
ハンコを押すようなものです。やはり、北辺の騎馬民族出身の王朝ならではです。
 
行天宮では、地下街の占い通りがおススメ!日本語ペラペラの占い師がいて、それが
良くあたっているのです。当たっているというのは未来のことはまだ解りませんが、
今までの分析はぴったりでした。私もその占い師と同じ四柱推命は少しかじったことは
ありますが、やはりプロになるとアドバイスの深みが違うのだなあと思いました。因み
に、来年からしばらく幸運が続くようですので、社員の皆さんご安心ください(?!)
 
台湾旅行でリフレッシュしたところで、また仕事もだんだん忙しくなってきました。
 
来月968日は幕張メッセでJASISに出展させて頂きます。皆様にお会いできる日を楽しみにしております。


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